寺宝
十重の塔
これは、平成23年4月に市川市の内山邸から寄進されたものです。
もともとは、京都のある大きな屋敷に据えられてあったそうですが、縁あって戦後いただいてきた
との事です。
塔身に刻まれている延暦十三年の文字。
この年は、長岡京から平安京に遷都された年となります。「ナクヨうぐいす平安京」のナクヨ…つまり、
794年の製作か建立ということになります。
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塔身の4面に梵字が刻まれております。
延暦13年は、真言宗の宗祖弘法大師空海が若干二十歳の時で、入唐される10年前です。
梵字を正式に日本に伝えたのは空海が最初なので、写真のように梵字に間違いがあっても致し方ないこと…
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